人は、何かの作業をしているときには、前かがみで作業をすることが多く、背中の筋肉が前に引っ張られて、肩甲骨は常に開いた状態になってしまっています。
なので長時間同じ姿勢で作業をしていると、体を伸ばしたくなり、伸びをしますよね。
これは体が元の正しい位置に戻そうとしている動きです。
放っておくと、猫背がひどくなったり、血行不良が続いてこりや冷えを感じたりしてしまいます。
最近では、肩甲骨はがしという言葉が一般的になり、ネットで検索するとたくさんの記事が紹介されています。
ぜひ知識だけではなく、実際に生活に取り入れて、肩甲骨周りをしっかりほぐしてこり知らずの体作りをしたいものです。
そこで大切なことがあります。
筋肉に働きかけるときには、《温める》《緩める》《鍛える》とこの3ステップを行うことが大切です。
寒い中で筋肉がカチカチのときに、無理やり筋肉を使うと傷めてしまうことがあるので、しっかり筋肉を温めて上げて、筋肉を伸ばしたり縮めたりした後、筋トレなどで鍛えるということが必要になります。
今回はこの3ステップの中で《緩める》ことに重点をおいてみようと思います。
肩甲骨まわりの筋肉を緩めてこりを軽減させましょう!
やり方はとても簡単です。
1.背中で手を組みます。
2.そのまま上に手を上げていきます。
3.あまり無理をせず気持ちよい感覚があるところで下に降ろします。
4.これをゆっくり10回ほど繰り返します。
なかなか上がらない人は、肩甲骨まわりがカチカチに張り付ついて凝っています。
後ろで手を組んで伸ばすことで、脇の下、肩甲骨、肩の周りの筋肉が刺激されて筋肉がほぐれていきます。
またこの動作は目の疲れにも効果があります。
仕事中の人は、座ったまま後ろで手を組んで、背もたれに手を置きます。
すると強制的に肩甲骨が中心に寄り、背中の筋肉が緩み、また、胸の筋肉の伸び、とても気持ちが良いです。
10秒間静止し、その後左右に少しづつ揺らしてみてください。
気持ち良いポイントが少しづつずれていき、気持ち良さが広がります。
簡単ですので、ぜひ試してみてください。