年が明け、寒さの厳しさが本格化してきました。
どうしても体を動かすのが億劫になってしまい、運動不足になっていませんか?
また、気温や湿度が下がると、体は変化をキャッチして、自分の体を守るために様々な指令を出します。
そのために、不調を感じる人が増えてしまいます。
そこで、不調を少しでも改善するために、上半身の要でもある肩甲骨についてお話をしようと思います。
寒くなるとどうしても体は縮こまってしまいます。
今のあなたの姿勢はいかがですか?
肩が前に入ってしまっていませんか?
このような姿勢を長く続けていると、肩をはじめ首や腕まで凝ってしまい、体の調子が悪い感じがしますよね。
ただ、日常生活を見直すと、この前かがみになっている時間が意外に長く、自分でも驚いてしまいます。
特にパソコンの前で仕事をしていたり、指先を使って仕事をしている方は、前かがみの姿勢になっている時間がどうしても長くなりがちです。
肩こりがひどくなってマッサージ屋さんへ行くと、「けんびきすごく凝ってるね!」と言われたりします。
けんびきって何?
と今の若い方はわからないかもしれませんね。
けんびきは、肩甲骨の内側で背骨に近い部分です。
肩甲骨は簡単に絵で描くと三角形なのですが、背骨に平行にある部分です。
頑固な肩こりや首こりを感じる方、前かがみが多い方は、この部分がかなり硬くなってしまっています。
そこで、今回は自分で簡単にできる肩甲骨のセルフストレッチをご紹介します。
このストレッチは、いつでもどこでもできるとてもメジャーなストレッチです。
《背中の内側に効くストレッチ》
1.左の腕を曲げて、右手はまっすぐな状態で左の腕にのせます。
その時に右の肘を左腕に引っ掛けるようなイメージです。
2.左の肘をゆっくり自分の体に近づけています。
すると、”けんびき”と腕の付け根が引っ張られた感じがします。
3.気持ち良いと感じるところで3秒キープします。
伸びているのをしっかり感じましょう
4.次に前で両手を組みます。体に大きな風船を持っているイメージです。
5.この状態で、背中を後ろに、手は前に伸ばします。
すると、けんびぎが伸びてとてもスッキリします。
6.3秒キープ後、力をゆっくりと抜きます。
これを繰り返すことでけんびきはほぐれていきます。
いつでもどこでもできるストレッチですので、隙間時間に試してみてください。