腕がだるい、しびれがある!
肩こりを感じる人は、
同時に腕がだるかったり、
しびれを感じたりすることもよくあることだと思います。
私もその一人です。
腕と肩はつながっているため、肩の緊張や筋肉の緊張などが、腕に伝わります。
また、腕や手の緊張が肩に伝わることもあります。
とくに現代はスマホやパソコンを長時間使う人も多く、肩こりと同時に、利き腕がだるいという風に感じることもよくあることだと思います。
ただ、腕と肩に同時に症状が見られる時には、筋肉の凝りだけではなく、他の原因がある可能性も考えられます。
特に中高年の女性は、骨密度が低下し、ホルモンバランスの崩れなどもありますので、中高年時期はとくに注意が必要になってきます。
病気が潜んでいる可能性があるかも
どんな病気が潜んでいる可能性があるの?
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)と変形性頚椎症(へんけいせいけいついしょう)の可能性があるそうです。
胸郭出口症候群・胸郭出口症候群
胸郭出口症候群というのは、鎖骨の下にある神経と血管の通り道が、胸の筋肉で圧迫されて起こります。
症状は、肩こりや腕のだるさ、ぴりぴりとしびれた感じがして、なで肩の人はこの病気になることが多いそうです。
なぜかというと、なで肩の人は普通の人よりも鎖骨の位置が下がり気味で、血管と神経の通り道が狭くなってしまっているためです。
なで肩の人や姿勢が悪い人で、しびれや肩こりがひどい場合は、胸郭出口症候群を疑ってみても良いかもしれませんね。
変形性頚椎症
そして変形性頚椎症。
これは、腕のしびれや痛み、肩こりの他に首こりも感じるそうです。
変形性頚椎症は、首の骨の頚椎やその関節が変形してしまう疾患です。
椎間板は20代から徐々に老化するそうで、姿勢の悪さや椎間板へ負担を少しづつかけていくと、潰れて変形し骨のとげのような骨棘(こっきょく)ができて、変形性頚椎症の原因になるそうです。
頚椎の歪みが、中を通る神経を圧迫してしびれや痛みがおこります。
変形性頚椎症の原因は、加齢だと考えられているので、だれにでも起こる可能性があります。
日常の心がけも大切
また、日常の心がけも大切です。
首を反らせる姿勢が良くないそうです。テレビを見る時に首が反っていませんか?
もし反っているのなら、テレビと椅子の位置が合っていないので首に負担がかかります。
テレビ台の高さを調整し首に負担のかからない環境を作ってあげましょう。
また、パソコンの画面と椅子も同様です。一度確認をしてみましょう。
痛みが出ると、体だけでなく心も沈んでしまいます。
ぜひ痛みが出ない生活になるよう環境を見直してみてください。