パソコンをしたりスマホを見たりと、
首に負担のかかる生活をしているのは、
人類始まって以来かもしれません。
最近では、ストレートネックという言葉も一般的になりました。
首の頚椎は本来前に向かって緩やかなカーブを描いているのですが、ストレートネックになると、このカーブがなく、頚椎は真っ直ぐになり、頭を斜め上で支えることになり、首への負担が大きく、首こりや肩こりなどになりやすくなります。
ストレートネックとよく似ているのが、「頸椎椎間板ヘルニア」。
これは、椎骨と椎骨の間にある椎間板が外に飛び出して神経を圧迫してしまう状態です。
重症になると両腕が痺れて「頸椎症性脊髄症(せきずいしょう)」になります。
足もしびれて歩行が困難になる人もいるそうですから、早めに受診し重症化しないようにしたいものです。
これらの原因は姿勢の悪さが大きな要因です。
まずは悪い姿勢を矯正し、ストレッチをこまめに行ってしなやかな体にすることが、痛みやしびれの予防や軽減になります。
毎日少しづつでも良いですので、パソコンやスマホを行った後などに、首や背中を伸ばすストレッチを行うとこりの軽減になります。
いつもと違う方向へ曲げてみよう!
人は前に曲げることが多い生活になりがちです。
なので、反対の方向へ伸ばすことでバランスを取ることができるようになります。
いつも下を向いてパソコンをしている人は、後ろに首を倒したり、左右に首を伸ばしたりすることでストレッチになります。
また、前かがみになることが多い人は、後ろで手を組んで、その手を上の方向へ移動するのを繰り返すと背中のストレッチになります。
寝ている時もご用心!
姿勢の悪さは、起きている時だけはなく、寝ている間も気をつけなければいけないようです。
睡眠中も意外に首に負担がかかっている場合が多いそうで、朝起きた時に首が痛い!と感じている人は、枕の高さを再度見直して、首の負担を軽減する必要があるかもしれません。
また厚手の布団は軽いものを使用して身体への負担を軽減し、パジャマも寝返りを打ちやすい素材にするなどの工夫も大切だそうです。
《枕の高さを合わせるポイント》
仰向け、横向けになった時の高さで枕を調整します。
額、鼻、顎が寝具と一直線になるように枕の高さを調整します。
大きなタオルケットで自分の高さに合わせて枕を作ることもできます。
最後に、どうしても長時間パソコンの前で仕事をする場合には、首枕が有効だそうです。
私はまだ使ったことがないのですが、首の負担が軽減されると聞き、試してみたいと思っています。
また、背もたれと背中の間にクッションを当てて姿勢を矯正することもできるそうです。
痛みやしびれが出ると日常生活に支障がでて、気分も滅入りがちになります。
”痛みやしびれ”のない生活を送る工夫を取り入れましょう!