寒さが日に日に本格化してきたこの季節、肩コリや首コリを感じている人には辛い季節になってきましたよね。
コリは放っておくと、酷くなることはあっても、軽くなることはありません。
ストレッチや入浴、マッサージなどこりを解消する方法は様々です。
今回はピンポイントを押すだけでできる肩コリケア《指圧》についてご紹介します。
特別なことはなにもしていないのに肩が凝ってしまったり、長時間同じ姿勢で仕事をしていたりと、肩コリを感じる人の理由は様々です。
肩コリを感じる人の多くは、肩甲骨の内側(背骨側)がゴリゴリと音がしています。
この部分には、僧帽筋という大きな筋肉があります。
前かがみになると、この筋肉が、横に引っ張られた状態になります。
短時間で筋肉を緩めてあげることができれば良いのですが、仕事に集中していたり、体に不都合を感じることがなければ、やるべきことを優先してしまいがちです。
そこでツボを押してあげることで、コリを少しでも軽減することができます。
ツボの場所を知って、押してみましょう!体がすーっと軽くなります。
【肩外兪】けんがいゆ
肩甲骨の背骨側一番上の角のすぐ横にあります。骨の上を押してしまうと痛いです。骨の横を押してください。
この場所には、健康挙筋という太い筋肉の付け根になります。健康挙筋は首や頭を支えている筋肉で、首や頭を動かすたびに動く筋肉です。
ここは、自分ではなかなか押せない場所です。
おすすめなのが、ツボ押しグッズです。
ニトリや健康グッズを販売しているところでよく見かけるので、一度試してみてください。
効果は、肩コリ首コリ、首のこわばり、背中の痛みに効果があると言われています。
【膏肓】こうこう
肩甲骨の背骨側、下の角と上の角の真ん中にあるツボです。肩甲骨の脇にありあす。
背中にコリを感じる時には、ここに老廃物が溜まることが多いです。
慢性の肩コリ、背中の痛み、風邪、呼吸疾患にも効果があると言われています。
このツボを刺激すると、血液循環が良くなるのか、背中がぽかぽかしてきて、手足まで温かく感じます。
このツボも自分ではなかなか押せない場所にあるため、ツボ押しグッズが有効です。
【曲垣】きょくえん
肩外兪のツボのすぐ下のあたり、肩甲骨の内側のくぼみより2cmくらい下にあるツボです。
首や肩の凝りが酷く、背中の下のあたりまでこわばった感じがする時にこのツボを押すと軽くなります。
そして、寝違いの時にもこのツボを押すと和らぐと言われています。
この3つを知っていると、湿布を貼る時にもとても便利です。
ツボ周辺にしっかり湿布をすると、何気に貼るよりも効き目が高いような気がします。(あくまでも私の感想ですが)
ぜひみなさんも歴史のあるツボを知って、コリを軽減する知識を増やしていきましょう!