背骨というのは体を支えるのに重要な役割を担っているのですが、実際にはどんな働きをしているのでしょうか?
その1。背骨は、体を支えて内臓を守る役割があります。
人間は進化する過程で四足歩行から二足歩行になったことで、脳が発達したとされています。
背骨は脳を守るために脳が一番高いところへ、そして背骨は縦になったそうです。
四足歩行の時とは背骨も大きく変わりました。
現在人間の背骨の背骨はS字カーブになっています。
S字カーブになっていることで、体重を分散し衝撃から守ってくれて、しっかりと体を支えることができるのです。
そして、背骨を中心に肋骨、骨盤によって、内臓は保護され所定の位置で働くことができます。
内臓につながる血管や背骨を出入りする神経は内臓をコントロールしています。
ですので、内臓の問題は背骨に現れることがあります。
また逆もあり、背骨が健康ならな内臓も健康だと言われるほどです。
この働きは無意識に行われていて、自覚はできないものです。
その2。感覚を伝える役目があります。
痛い!冷たいなどの感覚は、脊髄と背骨のおかげです。
脳から続く脊髄という神経の束を守りながら、筋肉や皮膚につながる神経の出入り口を作り、感覚を脳に伝えています。
その3。身体を自分の意思で動かす役目があります。
自分の意思で体を動かすことができるのは、背骨と筋肉の関係で全身の筋肉をコントロールしています。
歩いたり走ったり、座ったり立ったりという行動も背骨と筋肉のおかげです。
このように背骨は色々な働きをしている働きものです。
働きものの背骨を長く健康でい続けるには、正しい姿勢や工夫が必要です。
長時間同じ姿勢のままだったり、片方だけに負担をかけるような生活習慣をしていたり、姿勢が悪い状態が続くと、背骨に負担がかかってしまいます。
健康な背骨でいることが、毎日スムーズに過ごせることでもあります。
毎日少しづつストレッチやマッサージなどで背骨をケアしてみてはいかがでしょうか?
ただ背中は自分自身ではなかなかできないものです。
家族の方に定期的にマッサージをしてもらったり、お風呂につかったりして背骨の周りの筋肉を緩めるだけでも背骨には負担が軽減されます。
背骨に良い生活をして元気に毎日を過ごしましょう。