日頃何もしないのに肩甲骨周りにコリを感じて、肩凝った?!と思わず口にしてしまうことはありませんか?
肩コリだけではなく、頭痛や手のしびれやだるさ、首が痛いなど、肩甲骨周りだけでなく、他の箇所にも痛みや違和感を感じてしまうと、仕事にも集中できず、毎日気持ちが晴れないですよね。
ただ、なかなかそうはいっても毎日の習慣に肩甲骨周りのケアを取り入れるというのが難しいところです。
そこで、今回は肩甲骨周りの筋肉の働きなどを知ることで、肩甲骨のケアを習慣化する一つのアイテムになればと思います。
コリ知らずの生活を目指して!1日一歩づつ改善していきましょう!
そもそも
肩甲骨の周りにある筋肉の働きって?
肩甲骨周りの筋肉は、上半身をバランスを支える働きをして、様々な筋肉が複雑に絡み合っている場所でもあります。
これらの筋肉は、大きく分けて2つの働きに分けることができます。
一つは、「肩甲骨を固定したり動かしたりするための筋肉」で、もう一つは「肩甲骨から腕を動かすための筋肉」です。
まずはおさらいですが、肩甲骨の動きについて知りましょう!
肩甲骨の動きには、6種類あります。
1.2. 肩甲骨を上げ下げする(挙上・下制)
3.4. 腕を上げ下げするために肩甲骨が旋回する(上方回旋・下方回旋)
5.6. 肩甲骨を広げる、縮める動き(外転・内転)
肩甲骨がこの動きを行うために筋肉がそれぞれ働きます。
そこで今回は、肩甲骨の上げ下げの動きに関係する筋肉を紹介します。
挙上・下制(上げ下げ)のために必要な主な筋肉
1.僧帽筋
肩甲骨の一番表層部にある筋肉で、肩甲骨を覆うようにあります。
とても広い範囲にある筋肉なので、この筋肉を上手に伸び縮みさせることで、血行不良が改善されると言われています。
肩甲骨を上に下に動かす時によく働きます。
2.肩甲挙筋
僧帽筋、胸鎖乳とつきんに被われている筋肉です。
肩甲骨をあげる時に使われる筋肉で、物を持ったり肩をすくめる時に使われます。
肩コリの原因になることが多い筋肉です。
3.大菱形筋(だいりょうけいきん)
前にある物を手前に引き寄せるという動作の時に使う筋肉で、この筋肉が衰えると猫背のように背中が丸ってしまいます。
肩甲骨の上げ下げの他にも、内転(引き寄せ)や下方回旋にも働きます。
紹介した3種類の筋肉の働きを見ても、日常欠かせない動きばかりです。
この3つの筋肉を意識して1日を過ごすだけでも、今まで自分が意識せずに動かしていた筋肉たちが、てもよく働き、酷使していることがよくわかります。
日常何気なく動いている筋肉たちをもう少しケアして、1日の終わりに疲れをリセットし、毎日元気に過ごせるようにしたいものですね。