体というのは、
本当に精巧にできていて、
どこかに変化が起こると、
痛みやしびれなど何らかのサインを出してお知らせしようとします。
ですので、
日頃から自分の体をしっかり観察して、小さな変化に気づくようにしておきたいですね。
そしてサインが出たら、考えられる原因を探れる知識も必要です。
そこで今回は、息苦しさを伴う背中の痛みについて少し調べてみました。
すると原因は三つ考えられることがわかりました。
一つ目は、心臓。
二つ目は、肺。
三つ目は、関節。
今回はその中でも、心臓に問題がある場合について少し詳しく説明していきます。
《心臓に問題がある場合》
「狭心症」「心筋梗塞」「大動脈瘤」の可能性が考えられます。
狭心症は、心臓が一時的に酸欠状態になることで起こり、痛みが数分から数十数分程度続くそうです。
胸に圧迫感を感じて、みぞおちや耳のあたり、また左肩や左腕、左顎にも痛みを感じます。
特徴は左側に集中して痛みを感じます。
狭心症の肩や背中の痛みは、こりと思ってしまうことがあるそうです。
自己判断は危ないですので、いつもと違うと思ったら、まずは医療機関へ受診するのがオススメです。
次に、
心筋梗塞は、冠動脈の血流がほとんど止まり、酸欠から心筋の一部が死んでしまうほど悪化した状態を指します。
30分以上から数時間にわたり、強い痛みを感じ、背中や肩、首にまでも痛みが広がります。
冷や汗や吐き気も感じる場合があるそうです。
この病気は6時間以内に治療を受けることが重要なので、速やかに医療機関へ受診しましょう。
最後に大動脈瘤。
これは、息苦しさと背中の痛みに加えて、息切れや顔にむくみが出て、声がかすれてしまうという症状がでます。
この大動脈瘤は、ただ膨らんでいるだけではほどんど症状があらわれないそうなのです。
ただ、どんどん膨らんでいくと体からサインが出て、圧力がどんどん体の内部にかかってしいまい、痛みがあらわれるそうです。
大動脈瘤はどこにできるのかで痛みの部分が少し異なります。
心臓にできると、胸の圧迫感や苦しさが出るし、胸に出ると左側だけでなく右側も痛みが出るようです。
初期には症状がでないのでサインが出た時には重症化しているケースが多いそうなので、気になる方は早めに循環器科へ受診してくださいね。
どちらにしても、医療機関への受診が必要になります。
いつもと違うと感じたら、我慢せずに、まずは受診するというのが重要ですね。