肩や首が疲れたと肩を回すと、肩甲骨と思われるところからゴリゴリという音がすることはありませんか?
私はよくこの音を聞いて、不安になったりします。
指の骨の音を鳴らすのは良くないと聞いたことがあり、肩甲骨も同じ骨だから、音がなるのはよくないのでは?と感じてしまいます。
そこでこのゴリゴリという音の原因を調べてみました。
<ゴリゴリの音の原因>
肩甲骨周りの筋肉
肩甲骨周りの筋肉が硬く凝り固まっていることが原因で音が鳴ります。
肩甲骨の周りには多くの筋肉があり、肩甲骨は肋骨の上に乗っかかっています。
肩甲骨と上腕骨とで肩関節が構成されていて、腕を前や後ろ、旋回させたりと自由に動かせるのです。
肋骨の上を滑るようにして肩甲骨が動き、上腕骨の動きをサポートしているのが肩甲骨なのですが、このあたりの筋肉が凝り固まっていると、肩甲骨を肋骨に押し付けるような状態になってしまいます。
しなやかで柔らかい筋肉の上だとクッションのような働きでスムーズに肩甲骨が動くのですが、硬くゴツゴツした筋肉の上では肩甲骨の動きもぎこちなくなってしまいます。
肩甲骨は肋骨の凸凹した土台の上を動くので、音が出てしまいます。
原因がわかったら次は、解消方法です。
ゴリゴリの音の解消方法
肩甲骨がゴリゴリとなるのを防ぐには、筋肉をしなやかにすることが大切です。
その為には、ストレッチやマッサージと思うでしょうが、肩甲骨の内側は自分で出来ないのが難点です。
そこでストレッチポールを使って肩甲骨の周りの筋肉をほぐしていきます。
ストレッチポールがない場合はバスタオルを3.4 枚重ねてくるくると丸めるとストレッチポールの代用ができます。
背中のラインとストレッチポールを合わせるよにして寝そべります。
腕は、下、真横、上と変えていくことで、ストレッチポールに当たる場所が変わりますので試してみてください。
そして力を抜いて自然に呼吸をして、体を左右にゆらゆらと揺らします。
筋肉や関節に刺激を与えて、肩甲骨周りの筋肉や肋骨の間の筋肉の緊張がほぐれていきます。
お風呂上がりなど体を温めて行うとより効果がアップします。
ゴリゴリと音がすることは体からのサインです。
ぜひ早めのケアをしてあげましょう。