筋肉の血流が悪くなっている
多くの方が悩まされている「コリ」ですが、
この原因の多くは、筋肉の血流が悪くなってしまっていることです。
これは首も肩も背中も同様です。
ですので、この「コリ」を感じる部分の筋肉の緊張状態を緩めることが「コリ」の改善に繋がります。
筋肉の血流が悪くなる原因の一つは、冷えが考えられます。
特に、秋から冬にかけては気温が低下し、体にいろいろな影響を及ぼします。
気温が下がると体の中では、体温を逃がさないように自律神経が働き、血管を収縮させるのです。
すると筋肉の中の血流が滞り、筋肉は緊張状態になります。
首、肩、背中を温める
冷えが原因なら、解消方法は、温めること!
原因がわかると解消法も出てきますね。そうです。解消方法は、温めること!
お風呂に肩までしっかり浸かると、肩こりが楽になったという実感をされた方も多いのではないでしょうか?
これと同じ様に、普段から肩周りを温めていると、一年中「コリ」を気にせず過ごすことができます。
とは言っても「コリ」を感じたからすぐにお風呂に入ることはできませんので、お風呂以外で温める工夫が必要です。
肩甲骨周辺を温める
効率よく温めるには、体のどの部分を温めると良いのでしょうか?
それは、肩甲骨周辺を温めると上半身の「コリ」が軽減されると言われています。
理由は、肩甲骨の上にある僧帽筋という広い筋肉が肩甲骨にかぶさっているようについていて、この僧帽筋を温めて緩めることで、「コリ」が改善されます。
この僧帽筋は、首や肩、背中にある大きな筋肉ですので、この筋肉を温めると効率よく「コリ」が改善されるという訳なのです。
また、肩甲骨の間には太い血管が通っているので、肩甲骨周りを温めると全身の血行がよくなります。
温め方
では、どんな風に温めるのが良い?
ピンポイントに温めるなら使い捨てカイロ!
実際には、肩甲骨と腕の付け根や肩甲骨と背中の間、肩甲骨と首の付け根の部分などピンポイントに温めるには使い捨てカイロが有効です。
広範囲を温めるなら蒸しタオル!
首の付け根から両肩、背中にかけてに僧帽筋という大きな筋肉を温めるには、蒸しタオルがオススメです。
蒸しタオルは電子レンジで簡単に作ることができます。
このように肩甲骨を直接温めることによって、筋肉がゆるみ「コリ」が軽減されて、毎日元気で過ごせる体づくりを心がけたいものですね。
また、こりと言うことでは、肩だけではありませんね。腕や腰のコリというものも存在しています。
そういった身体の部分も温めた方がコリのためには良いようです。
人の身体は基礎体温が低くなると、風邪を引きやすくなるといわれています。
体温はなるべく高い方がいいようですが、高すぎてもまた困ったことになりますので、本当に人の身体は精巧に出来ていると感じます。
特に女性に多いと思いますが、冷え性対策として温めたほうが良い場所や、女性特有のことにも効果がある温めたら良い場所はこちらです。
こういった知識をたくさん持てるようになったら、随分と普段の動き方も変わってくるかもしれませんし、その結果、コリのきつさも軽減出来たらうれしいですね。