肩甲骨はがしが注目され、肩甲骨周りを柔らかくすることの大切さは、皆さんよくご存知だと思います。
ただなかなか時間が取れなかったり、また、まだ肩甲骨はがしを体験してない人は、ストレッチポールや専用の器具がないからできないわ!と思っている方もいるかもしれません。
そんな方にも、今回は、どの家にもあるタオルで出来る肩甲骨ストレッチをご紹介します。
用意するのは、大きめのフェイスタオル1本ですが、バスタオルでも出来ます。
自分の肩甲骨の硬さによって負荷を自由に変えることが出来るので、無理なく手軽に出来るのが、タオルを使うことの良い点です。
実際にタオルを使用した肩甲骨ストレッチを3つ紹介していきますね。
<腕の上げ下ろしストレッチ>
立った状態でも座った状態でも出来ます。
1.タオルの両端(または、肩幅より少し広めの場所)を持ち、両手をまっすぐ上に上げます。
2.息を吐きながら、肘を後ろへ引いていき、タオルを背中側へ下ろしながら肘を曲げていきます。
3.肘を下ろせるだけ下に下ろします。(脇が閉まった状態になります)
4.息を吸いながら、腕を持ち上げ1の姿勢に戻します。
このストレッチは、出来るだけゆっくりと肩甲骨が動いているのを意識しながら行うと、より効果的です。
10回ほど繰り返します。
<前後ろストレッチ>
1.タオルの両端を持ち、息を吸いながら、胸の前に手を上げます。
2.息を吐きながら、両腕を頭の上、後ろに回します。
この時できるだけ、無理しすぎない程度に、腕を曲げないようにします。
3.息を吸って、吐きながら、1の姿勢に戻します。
4.ゆっくりと1~3の動作を5~10回ほど繰り返します。
体が硬い人は、なかなか難しいので、出来るだけタオルの端を持つようにして行い、肩甲骨周りが柔らかくなってから、少しづつタオルの持つ位置を縮めていくようにしましょう。
<左右ストレッチ>
1.タオルの両端を持ち、息を吸いながら、胸の前に手を上げます。
2.1の姿勢の状態で、右に体を倒します。
腕はまっすぐにしたまま、倒した反対側の脇が伸びているのをしっかりと意識しましょう。
3.体を中央に戻します。
4.左に倒します。
5.ゆっくりと1~3の動作を5~10回ほど繰り返します。
勢いをつけずにゆっくりと行います。
また体を倒した時に前に倒れないように注意し、真横に倒すように意識しましょう。
このストレッチは、お風呂上りに行うと、体が温まっているので、より効果的です。
どれも簡単に行えますので、試してみてくださいね!