何もしていないのに背中が痛い。
と感じている人って実は多いのです。
私もその一人です。
大した運動もしていないのに、痛みが出るってなんだか不思議?と日頃から感じていました。
実は、背中は腕や頭とつながっているため、その重さの影響を受けてしまうので、何をしていなくても、背中は疲れていくそうなのです。
人の頭はだいたい5kgだと言われています。
そして、
腕重さは、女性の場合片腕で5kgほど、両腕で10kg。
男性の場合は片腕で6kgdほどで、両腕で12kgもあるそうなのです。
驚きですね。
毎日どんな時にも10kg~12kgの重さをぶら下げて生活をしているわけですから、疲れない訳がありません。
そして、腕と体をつなぐ唯一の骨は鎖骨と肩甲骨と頚椎がつながっているだけで、筋肉に頼っているところが大きいようです。
日常の動作、例えば歯磨きや食事を作ったり食べたり、テレビを着ける消すなどの動作も全て、鎖骨、肩甲骨、頚椎、周辺の筋肉が関係しています。
いくら自分の体でも、骨を自分でいじることはできませんが、運動やストレッチで筋肉に働きかけることは自分でもできることです。
ですので、肩甲骨から鎖骨にかけてのストレッチを毎日行ってあげることで、周辺の筋肉をゆるめ、痛みを軽減させることができます。
肩甲骨周りをほぐす様々な運動の中で、今回はけんびきをほぐす運動をご紹介します。
けんびきってどこ?
と思われる方もいるので、少しご紹介します。
けんびきとは、肩甲骨の内側(肩甲骨の背骨側の縁に沿ったライン)を指します。
背中が痛いと感じた人や肩こりの人は、張ったような感じがする箇所です。
1.右手を体の前に伸ばして、左手は90度に曲げて右手の肘を抱えるように固定します。
2.右手を体に近づけていきます。
すると、右肩の付け根と背骨の横の筋が伸びた感じがします。
3.反対の手も同じように1.2を行います。
伸びている場所に意識をして、しっかり伸ばします。
微妙に支えている方の腕の高さを変えると、効いている場所も変わります。
これはとてもお手軽で有名なやり方です。
ちょっとした時間にもできますので、ぜひ試してみてください。