寒い季節になると、今まで肩こりを感じなかった人がこりを感じてしまったり、日常的にこりを感じる人にとっては、更にこりが酷くなったと感じてしまいやすい季節になりました。
こりと冷えは、切っても切り離せない関係です。
体を冷やさないようにすることが大切だとよく言われますが、外気温が下がってしまうのはどうしようもありませんよね。
普段長くいる部屋をいくら暖めていても、暖かい部屋から外へ出ると、その温度差で体はキュッと縮こまってしまいます。
すると体は直ぐに気温差に対応しようと、体温を奪われないように血管を縮めるのです。
体は良かれと思って血管を縮めることも、『こり』に焦点を当てて考えると、困ったことになります。
なぜなら血管が縮むと、こりに繋がるからです。
どうしても寒い季節は、暖かい季節よりも血管が縮まる機会が増えてしまい、『こり』を感じやすくなります。
なので、このように寒い季節こそ、自分の体は自分でケアしてあげる必要があります。
そこで、こりを感じやすい肩甲骨のセルフストレッチをご紹介していきます。
セルフストレッチ《その1》
両手の上げ下げストレッチ
1.両手を頭の上に上げ、手のひらを外側に向けます。
2.手のひらを肘を曲げながら真横に下ろしていきます。
その時に肩甲骨を背骨の方に寄せるイメージで下ろしていきます。
3.手が肩の高さまで下がってきたところで、両手を再度、頭の上に戻します。
これをゆっくり5回行います。
長時間前屈みの姿勢をとり続けていたり、パソコンの操作などで同じ姿勢をしている人は、肩に腕や肩に力が入ってしまい、肩甲骨が開いた状態で固まってしまいがちです。
このストレッチは、肩甲骨を背骨に寄せる動きと、肩甲骨を下げる動きが入っています。
簡単にいつでも行うことができるので、ぜひ取り入れてみてください。
セルフストレッチ《その2》
肩回しストレッチ
1.右手を右肩に、左手を左肩に置きます。
2.肘で大きく円を描くように、後ろ回し5回、前回し5回行います。
この時に、円をできるだけ大きく描くように、前、横、後ろ、下と意識しながらゆっくりと動かし、肩甲骨の動きを観察しながら行いましょう。
力が入りすぎるとうまくできませんので、リラックスをして余分な力を抜いて行いましょう。
これも簡単にできるストレッチです。
肩回しストレッチだけでも上半身がホカホカしてきますので、仕事の合間などに取り入れてみてください。