最近では肩甲骨はがしという言葉も定着して、いろいろな肩甲骨はがしのストレッチが紹介されています。
肩こりを感じている方は、肩甲骨はがしを取り入れている方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
先日ジムへ行ったときのこと、トレーナーさんに肩こりを訴えると、ストレッチを勧められるのかと思ったのですが、
背筋が弱いのかもしれませんね。
と言われました。
なるほど。
背筋ですね。
というごく普通の会話なのですが、そこでふと疑問が湧いてきました。
背筋って、何筋?
背中の筋肉のことを背筋というのですが、背筋という筋肉はありません。
では、どんな筋肉があるのか知りたくなり調べてみました。
すると、広背筋、僧帽筋と呼ばれる大きな筋肉や小さな筋肉が多くあることがわかりました。
まずは、広背筋(こうはいきん)。
腰からVの字に脇に向かって伸びている筋肉で、腕の上げ下ろしをしたり、僧帽筋と一緒に働いて、腕を前から後ろに引く働きをします。
この筋肉が上半身で最も大きな筋肉です。
次に僧帽筋(そうぼうきん)。
首の後ろから腰の上にかけて伸びている筋肉です。
この筋肉がしなやかに動いていると肩こりを感じません。
腕を前から後ろに引いたり、下から上に引いたりと、肩甲骨を引き寄せる働きがあります。
このほかにも、肩甲挙筋、棘肋筋、上後鋸筋、下後鋸筋、小菱形筋、大菱形筋、頭板状筋、頸板状筋、胸棘筋、頸棘筋などなど、多くの筋肉が複雑に絡み合っているようです。
これらを総称して背筋と言われてるようです。
そこで本題です。
猫背を改善するためには、背筋を鍛えたら良いの?という疑問です。
これは、半分正解で、半分は不正解です。
背筋を鍛えることも大切なことなのですが、鍛える前に、筋肉を柔らかくしなやかにする必要があるのです。
背筋を鍛える=正しい姿勢を維持すること。に必要なことで、
猫背を正しい姿勢に修正するには、ストレッチが効果的です。
そして、このストレッチ、背筋だけではダメなのです。
背筋と胸筋、表と裏を同じように、柔らかくして、肩甲骨が動きやすい環境づくりが必要なのです。
ですので、猫背だから、筋トレを!ということではなく、上半身のストレッチを!
が正解です。
皆さんの中で猫背が気になる方は、まずは胸筋と背筋の両方のストレッチを毎日行い、そして正しい姿勢を1日の中で、少しでも意識しながら生活していき、正しい姿勢を体に覚えてもらいましょう!
私も毎日この胸筋と背筋のストレッチを行っています。
少しの時間でも、やらないよりもやったほうが、体が楽になり元気に過ごすことができるようです。
今年こそは綺麗な姿勢になれるよう、少しづつ無理をせずに行うようにしています。