まだまだ寒さを感じるこの季節は、一年の中でも体を動かしづらく、ついつい運動不足になってしまいますよね。
そんな生活を続けていると、何もしていないのに肩こりしてしまったり、首が痛くなったり。
これは何もしてないのにではなく、何もしていないからなのです。
私も今までは、よくこのような言葉を言っていました。
そこで簡単にできるストレッチを生活に取り入れて、わざわざするのではなく、ちょこっと時間を使って肩甲骨の可動域を少しづつ広げていく工夫を紹介していきます。
まずは肩甲骨の動きを知ろう!
肩甲骨は、人の体の中でも珍しい動きをします。
肩甲骨は骨なので、通常固定されているのですが、肩甲骨は稼働するのが特徴です。
肩甲骨が動くことによって、腕の上げ下ろしができたり、腕を回したり、背中に手を回すことができるのです。
肩甲骨の動きをまとめると
外転・内転、上方回旋・下方回旋、挙上・下制 です。
これらの動きは4足歩行の動物にはできません。
二足歩行になったことで肩甲骨の位置が変化して、複雑な動きができるようになったのです。
これらの動きの中で今回は、内転・外転の動きをスムーズにするストレッチをご紹介します。
内転・外転ストレッチ ~その1~
1.肩甲骨を内旋させる動きです。
両手の甲を体の前でくっつけます。手の甲をつけると肩甲骨は内旋した状態になります。
そして、背中を丸めて肩甲骨を開いているのを感じます。
2.今度は肩甲骨を外旋させる動きです。
次に親指を背中の方へ移動させます(深呼吸の時、手を広げる感じです)
この動きをすると、肩の付け根が外側に広がり、背骨近くの肩甲骨は、背中に引き寄せられたように感じます。
1.2の動きを肩甲骨の動きを感じながらゆっくりと繰り返します。
内転・外転ストレッチ ~その2~
1.背中を丸めながら、肘を肩の高さまで持って行きます。
2.小指を後ろにむけてて、肘で弧を描きながら、肩甲骨を背中に引き寄せます。
肩甲骨が内側から外側へ動いていることを感じながら行ってみてください。
テレビを見ながらや、パソコンの前でもできるストレッチですので是非取り入れてみてくださいね。