じっとしていられずかゆいような感じもするし、針で刺されている感じというか、そう虫が這っているような感じ、となかなか説明しづらい症状なのですが、実はむずむず病というれっきとした病名がある病気があります。
脚に症状がでることが多いので、正式には「むずむず脚症候群」と言われています。
海外では、「Restless Leg Syndrome(レストレスレッグスシンドローム)」と呼ばれていて、西洋医学の中での病名がきちんとつけられているものです。
今回はこのむずむず病について書いていこうと思います。
むずむず病の原因って何?
むずむず病はまだまだ解明されていないことが多い病気なのですが、原因はいくつか考えられるそうです。
どうも脳が関係しているようです。
原因その1
ドーパミン不足
ドーパミンの機能低下が原因で起こるのではないか言われています。
ドーパミンを作る補酵素として鉄が重要な働きをしていることはよく知られていて、鉄分が不足するとドーパミンが出にくくなるようです。
ドーパミンが減少すると大脳基底核の働きが低下して、筋肉の緊張が起こりむずむずした感覚を覚えるという仕組みです。
原因その2
他の病気との関係性
糖尿病や運動不足、静脈瘤、腎不全、リウマチなどの病気になっている場合、むずむず病が出るときがあるようです。
はじめは脚だけだったのに、徐々に背中や肩甲骨あたりにかけてむずむずしてくると感じたら、むずむず病が重症化している可能性があります。
変だな?と思ったら、まずは食生活や運動不足を解消するなどの生活習慣で軽度なら改善されます。
鉄分をしっかりと摂取して、しっかりと睡眠時間を確保します。
そして、肩甲骨周りから下半身にかけてしっかりとストレッチを行うことで、軽度のむずむず病だと改善されます。
ただ、痛い!辛い!というものではないのですが、気持ちが悪い感じがするのですが、なかなか病院まで行くには?
と思っている方も重症になるとなかなか症状が改善されないので、れっきとした病気だと認識し、早めに病院へ行って受診することをおすすめします。