寒い季節になると、筋肉が収縮して体のあちこちにコリや冷えを感じてしまいますよね。
そうならないように、マッサージやストレッチをしたりいろいろな工夫をして過ごされているかと思います。
ストレッチは一人でもできるのですが、マッサージとなると背中はなかなか自分で出来ないのが難点です。
プロの方でも自分の背中はマッサージができないため、マッサージ機や他のマッサージ師さんにお願いすることになります。
また家族の方や親しい友人が不調を訴えている時、少しマッサージをしてあげるととても喜ばれます。
不調がひどければひどいほど。
そこで、今回は肩甲骨まわりをほぐすためのマッサージや揉み方をご紹介したいと思います。
簡単にする場合は、直接揉み始めますが、しっかりとゆっくり行う場合は、温めることからスタートします。
お風呂上がりに行うと良いのですが、日中の場合は、蒸しタオルを使用して肩甲骨周りを温めます。
蒸しタオルの作り方はとても簡単で、濡れたタオルを電子レンジで温め、それをビニールに入れます。
(火傷には注意してくださいね。)
蒸しタオルを左右の肩甲骨に当てて、しっかり温めます。
こうすることで筋肉が緩み、揉んだ時に炎症を起こしにくくなります。
オイルを使ってリンパを流す方法もありますが、今回は何も使わない指の圧でほぐしていきます。
<肩甲骨周りの揉み方>
1.マッサージされる人はベッドや床に、マットやお布団を敷いた所にうつ伏せになります。
2.マッサージをする人は、される人の左側からマッサージを行います。
立つ位置はマッサージを行う反対側に立つと力が入りやすいです。
3.首、肩、肩甲骨周りにあるツボの位置をイメージしながら、手をパーにして、背中全体をまずは優しく全体的に軽く押していきます。
この時に骨の上を押すと痛いので、背骨や首の骨の上は避けて押します。
4.少し筋肉がほぐれてきたら、今度は、背骨から指1本ほど離れた場所(肩甲骨の際)を聞き手の親指を使って押していきます。
利き手ではない手は、利き手をサポートするように利き手に添えます。
5.次に肩甲骨の下側を押していきます。
肩甲骨をえぐるような感じで指圧していきます。
6.徐々に丁寧に行うと、少しづつ柔らかくなります。
7.次に肩(鎖骨まわり)を親指で刺激します。
ここでもツボをしっかりイメージして押してあげましょう。
8.最後に首です。
首の付け根から徐々に頭の付け根の方へ移動していきます。
このように15分~30分かけて、ゆっくり徐々にほぐして行くと、筋肉が徐々にほぐれていきます。
これは、座っても行うことができるので、休憩中やちょっとした時間に、大切な人に揉んであげてください。