40代以降になると、
老化や経年劣化によって四十肩、五十肩になってしまい、
肩関節周囲炎と呼ばれる症状が出る人がでてきます。
腕を高くあげたり、腕を動かしたりした時に突然激しい痛みを感じるというのが一般的な症状のようです。
この四十肩、五十肩には、急性期と慢性期があるようで、急性期の場合は、肩と腕に強い痛みを感じ、夜寝ている時にも痛みが出るようです。
そして、慢性期になると、痛みは治まってくるけれど腕が上がらないという症状が出るようです。
特に腕をあげる、後ろに回す動作が難しいようです。
このような状態にならないように、筋肉をしっかり動かしトレーニングする必要があります。
四十肩、五十肩に有効なのは、棘下筋・小円筋・肩甲下筋・大円筋などのインナーマッスルのトレーニングを行うことです。
普通の肩のストレッチは、アウターマッスルと呼ばれる三角筋の前、上、下と伸ばすのが一般的です。
インナーマッスル、アウターマッスルの両方行うことで、肩甲骨周りの可動域を正常に保つことができます。
そこで、今回は肩甲骨周りのインナーマッスルのストレッチ方法をご紹介します。
《棘下筋・小円筋を伸ばすストレッチ》
1.仰向けに寝て、腕を90度に開きます。
(肘は肩の位置まで開き、手は宙に浮かせて肘は90度の角度)
2.手の平を床に向かってゆっくり下げていきます。(足の方向に倒します)
3.30秒その状態でキープします。
4.ゆっくり戻します。
※肩が浮かないように注意してください。
※床につかない人は無理をせずに、できるところまでで大丈夫です。
《棘下筋・肩甲下筋・大円筋を伸ばすストレッチ》
1.仰向けになり、棘下筋・小円筋を伸ばすストレッチの時のように、腕を90度に開きます。
2.ゆっくり手の甲を頭の方に倒していきます。
3.30秒その状態でキープします。
4.ゆっくり戻します。
普段意識してもなかなか鍛えることができない筋肉へアプローチできるので、テレビを見ながら、お風呂に入った後に時間を作って行ってみてください。
毎日続けると効果が期待できます。