朝晩がぐっと冷え込んで、起きるのが辛い季節になってきましたね。
首や肩こりを持つ人にとっては辛い季節ですよね。
この季節に痛みが出やすい背中の痛みについて今回はお話していこうと思います。
背中が痛いと感じたら、まずはコリを疑う人が多いのではないでしょうか?
多くの場合は、疲労や筋肉疲労で痛みを感じる方が多いのも事実です。
この場合は軽いストレッチや運動をしたり、同じ姿勢を長く続けないように工夫することで、改善されていきます。
また内臓疾患の可能性もあります。
一言に痛みといっても様々です。明らかに筋肉疲労の痛みではなく、激痛が走る場合もあります。
左側に集中して痛みが出る場合は、心臓や、胃、小腸などに疾患がある可能性があります。
心臓の場合は、狭心症や心筋梗塞を疑います。
肩甲骨の下が痛い場合は、膵臓炎、膵臓癌、胃炎、胃がんが考えられます。
肩甲骨の右下の場合は、肝臓や胆嚢、十二指腸、腎臓、右上なら肺の疾患を疑うこともあります。
胆石症、肋間神経痛、胸部出口症候群が考えられます。
これらは、当然ストレッチや運動では痛みは改善されません。
生活を見直してみて、心当たりがある場合は、生活を見直してみるのも良いかもしれません。
それでも痛みが引かない場合は、医療機関への受診が必要になります。
背中が痛いと一言に言っても様々な病気のサインがあるようで、普段のコリと違うな?
と感じたら、サインを見逃さず早めの対応が大切みたいです。
前回背中の痛みの時に心臓について書かせていただいたので、今回は、胃について少しお話をさせていただこうと思います。
肩甲骨のしたのあたりの痛みは《胃》に関係しているサインの可能性があり、「胃炎」「胃がん」などの可能性を疑います。
胃炎は、食べ物や薬、そして細菌から感染した刺激で胃に炎症がおきてしまう病気です。
そして、胃の粘膜に潰瘍ができると胃潰瘍と言われます。
空腹時に痛みが強くなり、食事をすると痛みが和らぐという特徴があります。
背中が痛い他には、胸焼けや吐き気、げっぷなどがが起こります。
そしてひどくなると、吐血や下血も出るそうですので、早めに病院で診てもらいましょう。
また、胃がんの場合も肩甲骨の左下の痛みに加えて、みぞおち辺りに痛みを感じる様になります。
胃に不快感があり、吐き気や胃もたれなどの症状が起こったり起きなかったりします。
ストレスや偏食を続けていると、胃がんの原因になると言われています。
胃がんになる前には、胃が炎症を起こしていることが多く、慢性胃炎が胃がんにつながることがあるそうです。
ただの胃もたれだと過信せずに、早めの対処が症状を悪化させない最善の方法です。
普段から体の変化に敏感になり、小さな痛みなどに気づいてあげるのもひどくならない重要なポイントですね。