肩こりや首こりを感じている人は、多くいらっしゃると思いますが、原因や症状は本当に様々です。
なんとなくだるい、重いと感じる人や、違和感を感じている人、痛みがある人などなど。
肩こりや首こりは、血行が悪くなると、筋肉が萎縮して、神経を圧迫してしまいます。
とくに首には、頚椎という7つの骨があり、
その中の4~7番目の骨や、骨の周辺の筋肉に障害が起きると、
その下の神経根が刺激されて、肩や腕、手などのしびれや痛みが起こるそうです。
また、首の歪みからくる肩こりの場合は、頸椎椎間板ヘルニアも考えられるそうです。
今回は、頸椎間板ヘルニアについて少しお話をしようと思います。
首には、7つの骨と、骨と骨との間にあるクッションの役割をしている椎間板があります。
この椎間板が何らかの理由で飛び出てることを頸椎間板ヘルニアと呼ばれています。
飛び出した椎間板が背骨を通っている神経を圧迫して痛みを生じます。
神経を通っているところに痛みが出るので、痛みは首だけでないそうです。
頸椎は些細なことが負担に。
ふいに背後を振り返ったり、
車の中で、後部座席を何気に見ようと頸をひねったり、
長時間同じ姿勢でいた後に、
ふいに動かすとピリっと痛みを感じたことはありませんか?
これは、頸椎に大きな負担がかかり、痛みがでてしまったのです。
また、重労働やスポートをしている時に、頸椎を圧迫することが原因で椎間板ヘルニアになることもあります。
自分に合っていない枕を使ったり、スマートフォンをずっと見ていたり、長時間同じ姿勢で仕事をしているなども首の負担が大きくなってしまいます。
日常生活を少し見直して頸椎間板ヘルニアにならない工夫をしたいものですね。
では、頸椎間板ヘルニアってどんな症状がでるのでしょうか?
椎間板の圧迫が軽度の時には、首の背後や肩や腕の痛みやしびれが起こります。
これらの症状だと軽いほうらしいです。日常生活を送ることはまだ可能です。
軽度の場合は、片側の肩や手に激しい痛みが出ることがあるそうです。
このような場合は、最初の数日は、首の寝違いとよく似た痛みを感じ、手や肩へ激しい痛みを感じるようになるそうです。
この痛みは2.3週間つづき、その後は、鈍い痛みやしびれは残るそうです。
短いと数週間、長いと数ヶ月かけて徐々に痛みが引いていくそです。
酷くなってくると、両手にしびれが出る時があるそうです。
お箸を持ったり、
ボタンをかけるなどの細かな動作が困難になり、
両腕だけでなく両足が爪先からしびれてきたり、
歩きにくくなったりする症状が数日から数週間で進行したりするみたいです。
椎間板の神経の圧迫が強くなると、
手足の動きが悪くなり、麻痺のような重い症状になることもあるそうです。
できるだけ早く診てもらう必要がありますね。
こんなことにならないように、日頃から気をつけて生活するのが良いですね。
予防としては、長時間同じ姿勢でいないこと。
特にパソコンに長時間座っている人は、20分で一度、休息を入れて、合間にストレッチを行うように心がけましょう。
また、お風呂やホットタオルも効果があります。
日常生活で工夫できることから始めてみましょう。