スポーツをしている人は、内転筋というとピンとくるかもしれませんが、運動オンチの私には聞きなれない内転筋。
先日ジムのトレーナーの方に教えて貰った言葉です。
そこで今回は、内転筋について書いていこうと思います。
体づくりを本気でしている人を観察していると、肩甲骨の可動域がとても広いことが特徴的です。
同じ人間の体だとは思えないほど、肩甲骨がよく動きます。
肩甲骨は6つの動きができます。
外転・内転、挙上・下制、上方回旋・下方回旋という動きです。
この動きの中で、肩甲骨を内側に寄せる動きを内転というのですが、この内転に関わる筋肉を内転筋と呼びます。
内転筋は、僧帽筋や菱形筋、烏口腕筋です。
といっても、なかなかピンとこないのが筋肉の名称ですよね。
普段私たちの生活を見てみると、肩甲骨は外側に開いている時間が多いので、この内転筋は常にひっぱられている状態です。
一方に力がかかりすぎると、体のバランスが崩れてしまうので、内転筋を縮めるストレッチを行う必要があります。
背骨に肩甲骨をぐっと近づけるようにストレッチするのですが、これがなかなか普段と逆の力が働くので、最初はカチカチで動きがとても悪いのですが、徐々にほぐしていくと、筋肉がほぐれてとても気持ちがよいものです。
机に座った状態でもできるストレッチをご紹介します。
1.両手を肩幅に広げて机を握ります。
2.体を徐々に机に近づけていきます。
3.肘を背中の方向へ、肩の先端が後ろにむくように力をかけます。
この時に痛い!と感じるところまでは行わないこと。気持ちよいところで止めます。
4.徐々に元の位置に体を戻します。
これを仕事の合間に行うだけで、内転筋がほぐれていきます。
このストレッチを行うと、体はもっと動かして!と自然に体が動き出しますよ。
腕を伸ばしたり、体を丸めたり。体の思うがまま動かしてみると、バランスが整うかもしれませんね。
私たち現代人は、生活環境が昔と異なるために、前かがみの生活に慣れてしまいました。
そうすると筋肉も前かがみに合わせて動きますので、どうしても歪みが起こります。
小さな歪みを戻すことは簡単なのですが、大きく歪むと改善することも大変になります。
ぜひ軽度なうちに歪みを解消して、元気な1日を過ごせるようにしたいものですね。